『経営』をスタッフに求めるのが難しい理由。

 

今回は、僕がアシスタントの頃の話から、入りたいと思います。

 

なぜならば、

本来は、『スタッフによる全員経営』が本来、僕の理想ですが、

 

それが難しい理由が、僕のアシスタント期間にありました。

 

ですので、それを振り返りながら、今回のお話をスタートしたいと思います。

 

 

スタイリストデビューだけを目指し、カリキュラムをこなしていた日々。

 

僕は、出来るだけ早くスタイリストになることを目標に、

 

アシスタント期間は、カリキュラムに貪欲に取り組んでいました。

 

 

ある日、当時、勤めていた会社の先輩が辞めてしまうことになり、

 

僕が早くスタイリストになって結果を出すように求められたことがありました。

 

 

『8月までにデビューしてね!』と言われたこと。

 

当時、マネージャークラスの人から、急遽そんなことを言われました。

 

僕としては、もともと、

 

8月にスタイリストデビューできるように意識して、取り組んでいたし、

『今更、言われなくても。。。』

 

と思っていました。

 

 

だけど、実際は、そうではなく。

 

8月に辞めるスタッフがいる為、そこでデビューして、会社として、結果を出してほしい。

 

ということだったんだなぁ。と今頃、気付きました。

 

 

今を精一杯過ごしているのに、会社の先のことなんて想像できやしない。

 

実は、このアシスタント期間を過ぎて、

 

スタイリストになってからも、僕は会社の経営状態などは、全く気にせず、

 

とにかく、美容師としての技術や知識を高めることに必死でした。

 

もちろん、このがむしゃらに進んでいる時期は、目の前のことに必死で、

 

先を読んで、ゆっくり考えることも、あまりありませんでした。

 

経営側と現場との見ている先の不一致。

 

僕が思う範囲ですが、

 

【経営する側、管理職の方】は、

を見て、不安要素を察知し、警告し、行動を促す。

 

のに対して、

 

【現場にいるスタッフ】は、

を感じ、以前との環境を比較して、今が良い状態かを見ている。

 

のだと感じました。

 

 

まだ起きぬ、先のことを心配し、現場に浸透させようとしても伝わらないのは当たり前。

 

今は、経営状態をスタッフのみんなに無理矢理、共有することをやめようと意識しているのも、

 

『見ているところが違うのだなぁ。』と感じているからです。

 

もちろん、諦めで言っている訳ではなく

 

僕自身が現役でプレイヤーのみだったときと、

経営に携わってからでは、

 

 

考え方が全然違ってきているのを

実際に』感じているからです。

 

 

ですので、これからは、『先』を見て、不安要素があったとしても、

 

いかに、『』に変換して、伝えていくことが大切で、

 

それを、出来る限り、わかりやすく伝えることこそ、

とても重要なのかなぁと思っています。

 

noburu tada
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

ABOUTこの記事をかいた人

吉祥寺・下北沢【melt / emis / cofy / lamie】の4ブランドで5店舗の代表をしています。《スタッフの生活水準の向上》《質の良い働き方の実現》を大切に運営しています。興味のある美容師さん、美容学生さん、お気軽にご連絡ください。