melt-groupでは、
現在、5店舗の内、
- 2店舗に店長がいて、
- 3店舗は店長がいません。
もともと、全ての店舗に店長がいたのですが、
どんどん店長という役割から、次のステージへ上がっていってもらっています。
また、店長の就任期間は、2年間のみとし、
永続的に店長がいる店舗は、今後無くなることとなります。
今回は、美容室にとって、《店長》とは何なのか。
それについて書いていこうと思います。
店長に求められているものとは。
店長に求められているスキルをあえて、ひとつ挙げるとするならば、
- 店舗マネジメント力
だと思います。
しかし、この店舗をまとめる、という店長の仕事は、
場合によっては、《何でも屋》にもなり得るため、
ちゃんと店長の役割を定義することが大切です。
『店長があとはやってくれるはず。』という組織ほど、脆いものはない。
僕は、店長の役割とは、一体何だろう。と考えていた際に、
店長とは、その店舗のスタッフにとって、何でも屋のスペシャリストになってしまっているのでは?
と感じていました。
スタッフからお願いされた細かい仕事をひとつやる度に、小さな達成感を感じ、
店長をやっている[つもり]になってしまう。
そもそも、店長が持つべき、視座の高さは、ほかのスタッフより遥かに上に居るはずなのに、
実際には、スタッフと同じポジションにいることが多い。
だから、店長という名の何でも屋になってしまうのでは。と考えました。
HR業界でリスペクトをしている会社がある。
以前、会社の評価制度を考えていた際に、たくさんの異業種の会社のセミナーに参加していました。
そこで、1社、とても素敵な会社と出会い、
その会社のイベントにも数多く参加しました。
一番驚いたのが、
チームリーダーはいるが、管理職はいない。
という、最も理想としている組織でした。
僕は、その会社のイベントに参加し、従業員の方と多く触れ合うことで、
管理職が無い組織でも、生き生きと働ける風土を実現できることに、気付くことができました。
僕が今、やっていることは、
何でも屋の上司(管理職)がいるという、固定概念から、
抜け出た組織を作りたくて、
美容業界には、必ずといっても良いくらい、当たり前にいる店長を
まずは、無くすことから始めました。
今後も、新しいことにチャレンジしつつ、
上下の関係の組織ではなく、
対等であり、横の関係を大切にした組織であり続けて、
みんなの働く意欲や、やりがいを十分に満たしていける会社へと、成長させていきたいと思っています。