melt-groupでは、1年半でスタイリストデビューできる技術カリキュラムがあります。
これは、創業当時から、毎年、1年毎に内容をブラッシュアップし、
常にアップデートしてきたからこそ、
安定した技術カリキュラムが出来ているのだと思います。
美容師の教育現場で起こる、教える側の負担面
カリキュラムをオンライン化した要因のひとつに、
教育者の教える際の負担面がありました。
もともと師弟関係のような業界である美容師は、
先輩から技術を見て盗むことから始まり、
現在においては、手取り足取り丁寧に教えてもらえる環境が当たり前となりました。
だからこそ、『ちゃんと技術を教える為』には、
教える側の心の余裕が何より大切だと思いました。
カリキュラムをオンライン化する上での理解度
人間誰しも、新しいことや、
今のままでも納得していることへの変化
(それが良い方向だとわかっていても)
に対して、一定なりの不安感や抵抗感を抱きます。
ですので、今回のカリキュラムのオンライン化は、オーナーである自分自身により、
迅速かつトップダウンで一気に押し進みました。
今回は、スタッフみんがが気付いた頃には、すでにオンライン化は実現しており、
教育現場のアナログ要素は、だいぶ減少される結果となりました。
これからカリキュラムを通して行っていきたいこと
僕は、美容師の離職問題のひとつに『教育』があると思っています。
《教育を受ける側》
- 入社してみたら、カリキュラムが整っていなかった
- ちゃんと教えてもらえない
《教育をする側》
- カリキュラムが整っていない為、教える内容に自分の考えを反映しないといけない
- 教えてもらう側に感謝の気持ちが少ない為、教えるのが苦痛
など、両方にとって、教育においての課題は、多くあります。
僕は、このカリキュラムのオンライン化を通して、
- 接客の決まり事
- 組織のルール
- melt-groupが大切にしている価値観など
を入社する際の、最初の時期に、共有、理解してもらえることで、
入社後のギャップによる離職をなくしていきたいと考えています。
今後は、カリキュラムのオンライン化により、ただの『マニュアル』という定義から、
『一緒に働くスタッフの価値観の共有』まで、
実現できるものにしていきたいと思っています。