美容師として幸せとは、
- 自分の求める美容師像に対して、少しでも近付いていくステップ(プロセス)を楽しむ
- 今ここでどのように美容師として過ごし、他者に求められていたい&サポートしてあげたいという、帰属意識・存在意義
と、色々あるとは、思いますが、
先を見て突き進むこと、そして、それを実現していくことを幸せと感じる人。
今を大切に、どのように働き、自分自身が生き生きと過ごせているかを確認し、幸せを感じる人。
大きく分けると、『今』か『未来』か、どちらかに
幸せ(喜び)を感じられるのか。
がとても大切なのかなぁと思います。
かつては、未来の《自分が思い描く美容師像》に近付く喜びを感じていました。
当時、恥ずかしながら、こんな目標を常に掲げていました。
- 周りがびっくりするくらいのスピードで、お客様からの支持を頂く。(周りから認めてもらいたい。と思う気持ち。)
- 手取りの月収を年齢より、常に上回っているようにする(美容師の価値と給与は、比例すると考えていました。)
この2つでした。
まさに闘志ギラギラな感じでした。
負けず嫌いな性格と、
技術を身に付ければ身に付けるほど、成果として、自分に還ってくる美容師の仕事。
と、相性が本当に良かったんだと思います。
その為に休みの日の勉強や、
外部への講習会など、
美容の技術を学ぶ、自分への投資が楽しくて楽しくて、仕方がありませんでした。
もし、美容師で『収入が少ない。』と嘆く人がいるのであれば、それは自分の『努力不足』だと認識するべきだと思っていた。
《思っていた。》と書きましたが、
今もこの考えは、根本にはありますが、
以前ほど、強くは思っていません。
当時の僕は、
結果の出ない人⇨努力が足りないからだ。
と決めつけていたところもあり、
少し突き放した考え方に偏っていました。
『今』を大切にする人と多く接していく機会が多くなり、『未来』と『今』の半々でやりたい事が増えた。
大きな転機があったのは、
『今』を大切にする人は、
協調性がとてもあって、
自分には、そこが足りないなぁと感じたことでした。
なので、『今』を大切にする働き方に意識を向けて、過ごすようになりました。
結果、『今』と『未来』の両方のバランスが良い働き方こそ、美容師をしていて《幸せ》なのかなぁ。と思うように。
答えは、もちろん、一人ひとり違うのですが、
僕の中では、間違いなく、ここが1番しっくりきました。
もし、高収入を目指してギラギラなスタッフが出てきても、
きっとサポートできると思うし、
充実した、働く環境を大切にしたいスタッフに対しては、
日々、学んで感じていることを、少しずつ実践しながら、肌で感じながら、対応できると良いなぁと。
どっちが良いとかではなく、
両方にとってメリットが多い、働き方を実現して、
みんなが美容師をしていて幸せ(楽しい)と
感じられる環境を目指していきたいなぁと思います。