美容師にとってのワークライフバランス

 

うちのサロンでは、かなりの働き方改革が進んでいて、

だいぶ、色々と良い環境で安定してきました。

 

ですが、ここにきて、疑問がチラホラ出てきたのです。

 

ちなみに課題ではなく、疑問です。

 

 

働き方改革を推し進めると、ワークライフバランスがわからなくなる。

 

これ、どういうことかと、言いますと、

 

人によって、心地良いワークライフバランスは、異なると思うのです。

 

美容師ってもともと、『頑張り屋さん』が褒められる仕事でもあったと思うのです。

 

ですが、今は、

完全にオフはオフ‼︎』って、思っている人も、とても多いと思います。

 

これは、これで勿論良いと思っています。

 

 

ですが、やっぱり、その中でも、

休日とか区切りなく、仕事を通して、自分のやりたいことをしたい‼︎

って、思う人もいると思うのです。

 

 

ここまでは、勤務時間だよ。あとは、自由だよ。

 

僕は、この疑問に関しては、

 

その人、その人の考え方があるので、強制はしないつもりでいたいと思っています。

 

だけど、例えば、休日に、自分達の技術向上の為の撮影会があったとして、

 

これは、仕事なのか、プライベートなのか。

をわざわざ、共有する必要があって、

 

僕も、経営者なので、もちろん、それが仕事であるならば、

それなりの対応策をもちろん、打つ必要があると思うのです。

 

でも、その曖昧な部分って、その人の捉え方にも偏ってきてしまうところもあり、

 

これは、『仕事だ‼︎』と思う人もいたり、

これは、自分の為の投資の時間(プライベートの一部)

と、捉える人もいたり、

 

やっぱり、根底にあるのが、

その場に参加しているのは、自分の意志かどうか。

だと思うんですよね。

 

 

ルール化するのは、勤務時間のみ。基本、参加は、有志にする。

 

僕は、最初に働き方改革を推し進めていった先に、

 

こんなにも、センシティブな問題が出てくるとは思ってもいませんでした。

 

 

僕たち、美容師が、自分の勉強の為に、色々とセミナーや、社内の勉強会に参加する際は、

 

それがあくまでも、個人の意志があること前提でなければ、

成立しない。ということに気付かされました。

 

 

ワークライフバランスを意識した働き方であっても、十分にいいのですが、

 

あまり、ガチガチに進めると、

本来、美容師が大切にしていた、未来の自分の為の投資の時間までも、

 

失うきっかけを作ってしまうのでは、ないかなぁと思っています。

 

これからは、もっと、価値観が多様化する時代なので、

 

この時間は、仕事中なのか。プライベートなのか。

 

しっかりと両者で共有しないといけない時代に入ってきたんだなぁ。と思っています。

 

noburu tada
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

ABOUTこの記事をかいた人

吉祥寺・下北沢【melt / emis / cofy / lamie】の4ブランドで5店舗の代表をしています。《スタッフの生活水準の向上》《質の良い働き方の実現》を大切に運営しています。興味のある美容師さん、美容学生さん、お気軽にご連絡ください。