最近、美容業界、全体を見ていて、店長になりたい人が減っているように感じます。
そして、それに伴い、《やりがい》も減少しつつあるように感じます。
《働きやすさ》が向上した代わりに、《働きがい》が喪失し始めていまして、
そこには、店長になりたい。という出世欲の減少も関係があると思っています。
今日は、そんな内容を書いてみたいと思います。
やりがい=出世欲=承認欲求
こちらは、美容業界のやりがい(働きがい)は、どのように、形成されていくのかを、示した図となります。
美容師がやりがいを感じる対象は3つあると思っていまして、
- お客様
- 美容業界
- 会社
の3つとなります。
1. お客様
まず、お客様に関しては、
美容師である以上、ここがないと、この仕事が続けられません。
『お客様に喜んでもらえて嬉しい。』と心から思えるからこそ、
働きがいにつながり、技術ももっと高めていこうと思えるようになります。
2. 美容業界
コンテストなどがそうだと思いますが、サロンワークとは、また別の分野で、
技術を高め合うことにより、
美容師としてのやりがいに直結していきます。
3. 会社
今回のブログのテーマでもあるのですが、
出世欲が減少している理由は、この3つめの《会社》に魅力がなくなってきているからだと思っています。
もちろん、出世欲が無いのは、
『責任のある立場になりたくない。』
『ワークライフバランスを大切にしたい。』
という気持ちも少なからず、あるかと思います。
しかし、単純に、会社の中で、役職が上がっていくだけでは、
魅力を感じる美容師さんが少なくなってきているのは、事実なので、
いかに、会社の中で、自分が楽しいと思えることで、
周りのメンバーに認めてもらえるか。
それは、きっと、役職が上がる。とかそういったことではなく、
自分がその会社の中で、重要である。と思ってもらえるかどうか。
が大切であり、
今後、弊社でも、一人ひとりのスタッフの個性(魅力)を尊重して、
単に役職を上げるのではなく、
一緒に働くみんなから、その人の良さ(魅力)を評価してもらえるような、
楽しく、ワクワクできる職場を作っていきたいと思っております。