7月1日で、melt-groupが創立7周年を迎えました。
現在は、吉祥寺に
- melt
- emis
- cofy
- lamie
の4店舗を展開しておりまして、
9月14日に新しく、下北沢にて
- lamie 下北沢
がオープンすることとなりました。
7周年を迎えて、どんなことを思い、どんなことを代表として、得ることができたのか、
今回は、そちらを書いていきたいと思います。
独立したきっかけは、美容師の《労働環境を改善》したかったから。
独立したのが、2015年でしたので、まだまだ、《働き方改革》という言葉も浸透していなく、
- 美容師は、昼ご飯も食べれない
- 休みも少なく、休みだけと、勉強会がある
- とにかく大変そう
と、美容師ならでは。の働き方に関する悩みに対する、改善策がまだまだ、行動として表面化されていない時期でした。
労働環境は、すぐ良くなるわけではない。
meltをオープンして、最初の半年間は、目の前のことに精一杯で、労働環境など、全然改善することもなく、
宣言したことが実現できない現実を体験し、とても苦しい期間でした。
それでも、オープニングメンバーはついてきてくれて、今も活躍してくれています。
本当に当時のメンバーには、感謝の気持ちでいっぱいです。
7周年を通して感じたこと。
そんな風にして、1店舗から2店舗、3店舗、そして7周年目で、5店舗まで大きくすることが出来たのですが、
目的は店舗数ではなく、スタッフ数を増やすこと。
そして、
《多くの美容師と一緒に楽しく働きたい》
という思いのもと、組織を大きくしています。
僕は、店舗が増えるにつれ、スタッフ同士の人間関係や、組織の在り方など、
たくさんのことについて、悩み、行動し、そして、うまくいかなかったことは、反省し、
そうやって繰り返していって、あることに気付きました。
それは、、、
人は組織の中でしか、成長できない。
ということでした。
人間関係が複雑なのは、様々な思いや考えを持った、美容師が集まっているからで、
その様々な思いや考え方を尊重していきながら、
どう、みんなのベクトルを合わせていくのか。ということが、経営側の課題として、常に突きつけられていました。
また、組織の中で、一人ひとりが様々な課題を通して、成長していくことが、
何よりも組織全体の成長に繋がっていくことを実感しました。
最初に行ったのは、スタッフ一人ひとりへの権限委譲
現在、材料の仕入れやシフト関係、備品関係、もちろん集客関連に関しても、
全て、それぞれの店舗の、一人ひとりが責任をもって、活動してくれています。
これは、最も大切にしている考え方で、
《チームで自分たちのいる環境を良くしていく》
為でもあり、無責任・無関心な環境に決してならないようにするための、大切なアクションでした。
経営サイドは何をしているのか。
現在、経営サイドの部分に関して、
- 僕がオーナーとして担当している業務。(主に、経営戦略や組織の仕組み化、財務)
- 教育や撮影など技術に関して統括しているディレクター。
- 人事や働きやすい環境作りなどの全般を担ってくれているマネージャー
の 3者が経営サイドということになります。
こちらのメンバーは、現場の業務というよりも、
土台をしっかり固める作業だったり、
組織としての器を大きくしていく作業だったり、
黒子のような作業が多いのも事実です。
組織が大きくなり、メンバーが増えて、一人ひとりの可能性が増してきた。
僕はこの7年間で1番感じることは、
メンバーが増えれば、増えるほど、一人ひとりが
《チーム》とは何か?
をちゃんと考えて行動できるか、が大切で、
チームを店舗毎に分け、1店舗=1チーム、とすることで、
現場主義で物事が進み、現場に権限が生まれ、一人ひとりが成長しやすい環境を作れることがわかりました。
これは、1店舗でも2店舗でも、実現することが難しく、
3店舗を出したくらいから、店舗毎のチーム制の重要性が、さらに際立っていくのを感じました。
『人は組織の中でしか、成長できない。』
という考えには、
一人ひとりが、時には悩み、苦労し、それにより、結果、行動することで、実現したことへの喜びを得られることで、
人は成長できると考えております。
7周年を迎え、さらに、今後、メンバーも増えていくことにより、
さらにmelt-groupでの、
一人ひとりが成長できる環境を整備していけることが、何よりも楽しみで仕方がありません。
7周年を迎えて、店舗が5店舗になる、という今、
改めて、今まででの課題で解決できたもの、解決出来なかったものを
整理できるようになれたことは、さらに前を向いて歩んでいくための分岐点として、とても良いこととなりました。